相続税の脱税
2016年01月28日(木)1:04 PM
先週日経新聞で読んだ記事ですが、ドライブインを経営していた母親から相続した遺産の一部を申告せず、
相続税約5,000万円を脱税したとして相続人が告発されていました。
相続財産約5億円のうち、現金約2億円を隠していたそうです。
死亡する前に預金口座から現金を引き出して、それを自宅の押し入れに保管していたようです。
相続人は申告しなければいけないとは思わなかったといっているそうです。
この記事を税理士目線で読むと、相続税の申告をした税理士は通帳の調査をしなかったのかな?ということです。
亡くなる直前に葬式費用や生活費などのために大きな金額を下ろすことはよくあることだからです。
それらはもちろん手持ちの現金として相続税の申告書に載せるのは当たり前なのですが、ひょっとして
相続税の申告に不慣れな税理士が、残高証明書の金額だけを見て申告したのかもしれません。
そうすると相続人たちが申告しなくても良いと勘違いしていたのも分かります。
まあ、ぜんぜん違う理由かもしれませんけどね。 « 年末年始の営業日について | 相続した空き家の売却で節税 »